学生/専攻医教育を通した医師確保・医療の質の向上

市民・地元企業協働型 医学生教育(筑波大学における正規の実習)

神栖市では、医学生の教育に向けて、独自の市民協働型の教育体制を構築しています。その特徴は、つくば総診の指導医や専攻医による地域医療現場での直接指導に加え、臨床医だけでなく、産業保健に携わる医療従事者、企業の人々、そして市民の皆様も医学教育に参画していただいている点です。

このような多様な関係者との協働により、医学生たちは大学内だけでは得られない貴重な現場経験を積むことができます。その経験を通じて、地域医療への理解と関心が深まり、自身が目指すべき医師像を具体的に描けるようになります。この教育体制は、将来、地域医療に携わる意欲ある医師の育成につながり、ひいては地域全体の医療体制の強化に貢献しています。

専攻医教育を通した医師確保・医療の質の向上

当院は、筑波大学附属病院を基幹病院とした「つくば家庭医・病院総合医プログラム」 の関連施設として、総合診療専門医および日本プライマリ・ケア連合学会認定 新・家庭医療専門医の取得を目指す専攻医の受け入れを行っています。また、濵田修平をプログラム責任者とする「神栖在宅医療フェローシップ」が、日本在宅医療連合学会より施設認定されています。本プログラムで、1年間週2日の訪問診療従事を通じて在宅医療専門医の受験資格が取得可能です。当院における研修の特徴は、広範囲は診療の場を活かし、多職種とも緊密に連携しながらシームレスな医療を実践しながら学べる点です。また、地域住民・多職種・行政との協働で地域ケアの活動を行うこともできます。これまでにも、常勤指導医のもとで専攻医2名が研修を行い、いずれも専門医を取得ないし、取得予定です。

2023年度は鈴木潤一医師が後期研修最終の1年間の研修を行い、専門研修を修了しました。川瀬由華医師が2023年度下半期より当院での研修を開始しました。2024年度は川瀬由華医師、巴悠記医師が後期研修最終年度の研修を当院で行う予定です。

特記すべき点は、2023年度までの医師全員が、神栖での活動継続を強く希望し、2024年度も勤務を継続したことです。

後期研修修了後のサブスペシャリティ専攻として病院総合診療専門研修プログラムの専攻医として鈴木潤一医師が研修を開始しました。神栖在宅医療フェローシップでの研修開始を検討している専門研修修了者もおり、研修準備を行っています。

専門医取得後のキャリア

総合診療・家庭医療の専門医資格を取得した後も、専門医としての知識と経験を活かしつつ、地域に根ざした医療実践をさらに深めていくことが可能です。このエリアでは、次に紹介する継続的な学びと成長の機会が提供されており、専門医が長期的なキャリア形成を実現できる環境が整っています。