ヘルスプロモーション活動

まちの健康課題に向けた活動。
お互いの支え合いの場づくりにも。

つくば総診かみすチームは、長年にわたり、市民や市民団体、企業、行政機関など、さまざまな関係者と協力して、地域の健康課題に取り組んできました。この活動の特徴の一つは、学生教育に市民が参加している点です。医学生の教育に市民が関わることで、市民自身の医療に対する関心や理解が深まるだけでなく、私たちとの協力関係も強化され、長期的かつ継続的な共同作業へと発展しています。
さらに、こうした市民活動は、総合診療科の専攻医や他学部の学生にとっても実践的な学びの場となっています。そのため、地域医療教育の実践と市民活動が互いに良い影響を及ぼし合い、より良い循環が生まれています。
説明の続きは、本ページの末尾をご覧ください。

なお、医学生向けの大学正規の実習の紹介は、こちらをご覧ください。神栖市では、医学生は泊まり込みの実習を通して、地理や歴史、文化を肌で感じながら、医療とくらしの両方に触れ、相互影響について理解を深めています。

「日本プライマリ・ケア連合学会基本研修ハンドブック」補助資料

「日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック」の補助資料はこちらからダウンロードできます。

コンテンツ
  • 地元の人とのつながりをつくり、コミュニティ活動へとつなげるプロセス
  • まちのジグソーパズルの集め方 ~文化人類学的な視点でのフィールドワーク~
  • ヘルスプロモーション活動の5つの理念
  • ヘルスプロモーション戦略とナッジとSDHの概念図
「日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック」の補助資料

ヘルスプロモーション活動

つくば総診かみすチームのヘルスプロモーション・プログラムについて

コミュニティでリーダーの役割を担うことは、WONCA(世界家庭医機構)によれば、家庭医療専門医のスキルの1つであるとされています。この理念に基づき、2008年より、市民や市民団体、企業、行政機関など様々なステークホルダーと協働し、まちの健康課題に向けた取り組みを行ってきました。

特記すべきことは、古くから医学生の教育に市民らが参画している点です。この協働体制は、教育活動への参画から、コミュニティの社会課題に共に取り組むパートナーシップへと深化してきました。学生教育を通じて培われたこの継続的な信頼関係と協働体制を基盤として、市民協働型人生会議の開催、医療的ケア児等の家族・サポーターの交流の場づくり、くらしの相談室(ハッチポッチカフェ)の市内巡回など、コミュニティに根ざした市民活動が生まれ、この活動がまた学生の学びの場にもなっており、好循環のサイクルへとつながっています。

近年では、総合診療医の重要なパートナーでもあるチーム・コミュニティナースの育成にも力を入れており、市民も参加したチーム・コミュニティナースとして、地域のヘルスケアの基盤強化に貢献しています。

このように経験豊富な指導医と、自ら活動に参加しながら経験を深められるフィールドや協力者のすべてが揃った学びの場は、全国的にも極めて貴重な存在です。

コミュニティに根ざした市民活動 市民協議型人生会議の開催 医療的ケア児等の家族・サポーターの交流の場づくり くらしの相談室(ハッチポッチカフェ)の市内巡回 チーム・コミュニティナースの育成