2017年度
筑波大学 地域医療教育学講座
事業報告書
目次
神栖済生会病院における診療実績
鹿行2次医療圏の医師数の現状について
神栖市のある鹿行地区は,人口10万人対医師数が,95.7人1)(全国平均251.7人,茨城県全体189.8人2))と県内でも少ない地域である。
また,内科常勤医は神栖済生会病院でも少なく,非常勤で循環器内科,神経内科,甲状腺・内分泌外科,呼吸器内科などの医師が,曜日別に診療の支援に訪れている状況で,医師不足の現状は厳しい状態にある。
1.平成 28年末の医師・歯科医師・薬剤師調査 2.平成28年厚生労働省データ
総合診療科
<平成21~27年度>
2009年年度より,医師不足地域における診療の充実および地域医療実習の効果的運営のため,毎週水曜日午前・午後に新たに内科総合診療外来を開設し,阪本医師が診療を開始した。
2010年度から神栖市による「神栖地域医療研修ステーション設置事業」が始まり,神栖済生会病院に同ステーションが設置され,横谷医師が水曜,木曜に診療を開始した。それに伴い阪本医師は,月曜・火曜の診療の担当となり,結果,月曜から木曜まで連続して当講座の2名の医師が総合診療科外来を担当することが出来るようになった。
2011年度は,上記の2名体制に加え,4月から翌年3月まで常勤(病棟・救急業務含む)として,筑波大学総合診療科から総合診療科医師を合計3名派遣して診療を担当した。
2012年度には,横谷医師が北茨城市立病院にも医療支援活動を行うことになり,従来の水曜1日,木曜半日の体制から木曜1日外来へと変更となった。新たに筑波大学総合診療科から週1日非常勤講師を派遣して,診療を担当した。
2013年度は,横谷医師が引き続き木曜1日外来を5月末日まで担当した。また,4月から9月末までは常勤(病棟・救急業務含む)として,10月から3月までは非常勤(週1日)として,筑波大学総合診療科から総合診療科医師を1名派遣して診療を担当した。
2014年度は,引き続き阪本医師による月曜・火曜の診療に加え,4月より非常勤として,水曜・木曜を筑波大学総合診療科から総合診療科医師1名を派遣し,月曜から木曜までの診療をカバーした。さらに10月からの半年間は,常勤(病棟・救急業務含む)を筑波大学総合診療科から総合診療科医師を1名派遣して,合計3名での診療を担当した。
2015年度は、引き続き阪本医師による月曜・火曜の診療に加え,筑波大学総合診療科から非常勤として、水曜・木曜の総合診療科医師1名の派遣を継続し,月曜から木曜までの診療をカバーした。さらに,筑波大学総合診療科から1名の総合診療科常勤医(病棟・救急業務含む)の派遣も継続し、合計3名での診療を担当した。
<平成28年度以降>
2016年度は、引き続き阪本医師による月曜・火曜の診療に加え,筑波大学総合診療科から非常勤として、水曜・木曜の総合診療科医師1名の派遣を継続し,月曜から木曜までの診療をカバーした。さらに,筑波大学総合診療科から1名の総合診療科常勤医(病棟・救急・在宅診療業務を含む)の派遣も継続し、合計3名での診療を担当した。
2017年度は、引き続き阪本医師による月曜・火曜の診療に加え,筑波大学総合診療科から2名の総合診療科常勤医(病棟・救急・在宅診療業務を含む)となり、合計3名での診療を担当した。
2013年度以降に生じた近隣病院の常勤医師の大幅減少により、当院でも通院患者を多く受け入れてきたが、さらに救急対応も積極的に受け入れている。
また、2018年度以降に予定されている病院統廃合事業の準備にも協力している。
この総合診療科外来の特徴は,糖尿病や高血圧などの生活習慣病をはじめ,うつ病,認知症など日常診療でよく見られ,かつプライマリ・ケア上も重要と思われる疾患が,専門医資格を有する医師により質の高い診療が行われていることである。
また,指導教官が地域医療の現場において医学生に直接指導を行うことで,従来の大学内だけの教育では,地域医療に触れる機会のなかった医学生が,将来の医師像として考える機会を提供することが出来ている。
さらに,各臓器を超えた総合的な診療が行える医療機関が近隣にないことから,近隣医療機関からの紹介や評判で受診を希望する方も多く,これらの症例の中から,血液疾患,甲状腺・内分泌疾患,悪性腫瘍,うつ病を始めとする精神疾患などの疾患も見つかり,院内外の専門医と協同し,鹿行地区の医療を支えている。
耳鼻咽喉科
本講座開設前の状況
神栖市における耳鼻咽喉科常勤医は診療所にただ1人のみであり,他の診療科同様極めて少ないため,神栖済生会病院では以前より日本医科大学より派遣された医師により週2日間(月,木曜日),非常勤だが耳鼻咽喉科診療を行っていた。
本講座開設後の実績
<平成21~28年度>
平成21年(2009年)4月の講座開設により,本講座所属教員が耳鼻咽喉科医であることより,医師不足地域における診療の充実および地域医療実習の効果的運営のため,新たに毎週水曜日に耳鼻科外来を開設し診療と教育にあたっている。
この外来の特徴は,急性中耳炎や急性扁桃炎など,日常診療上よく見られ,かつプライマリ・ケア上も重要と思われる疾患を,教員が医学生に直接指導できることにある。
外来患者数は,本講座開設前の平成20年度(2008年度)が3536人だったのに対し,開設後の21年度(2009年度)が4290人,22年度(2010年度)が5286人と増加傾向にあった。
しかし23年度(2011年度)はそれまで医師を派遣してきた日本医科大学耳鼻咽喉科の事情により,4月からは木曜日が,8月からは月曜日が休診となり,当病院の耳鼻科外来は基本的には本講座の教員が行う毎週水曜日午前のみとなった。これにより患者が診察日に殺到し,十分な診療と学生指導が不可能となってしまった。
そこで診療と学生実習の質を維持するために,やむを得ず予約制の外来診療としたため,平成23年(2011年)外来患者数は1991人と減少した。
この状況を改善するため,平成24年度(2012年度)8月から筑波大学耳鼻咽喉科より派遣された医師によって月曜日1日外来枠(予約制)を新たに設け,本講座の教員と合わせ週1.5日の診療にあたり,24年度の外来患者数は2056人と若干増加した。
平成25年(2013年)4月,新居葉子医師(H15年卒,日本耳鼻咽喉科学会認定専門医)が赴任し常勤医師となった。それに伴い,筑波大学耳鼻咽喉科から派遣された医師による月曜日の外来は平成25年3月末をもって終了し,新居医師が月・火・木・金曜日の各午前の外来を,本講座の教員が従前通り水曜日の外来を担当することとなり,週を通しての外来診療が可能となった。
これによって,急性扁頭炎や顔面麻痺などで入院を要する急性疾患への対応,腫瘍疑いへの生検や他院への紹介,入院患者に対する気管切開術などの外科的処置なども可能となり,診療内容が格段に充実し,平成25年度の外来患者数は3975人と著増した。
平成26年度は新居葉子医師が平成26年2月から10月までの産前産後休暇を取得することになり,同医師への負担軽減と休暇中の外来機能の維持を目的に,平成25年12月から平成26年11月までの1年間,新居医師が行っていた月曜日の外来を筑波大学耳鼻咽喉科から臨時に派遣された医師によって維持した。
したがって外来開設は本講座の教員が従前通り行っていた水曜日の外来と合わせ,平成26年2月から10月までは一時的に週2日(月・水曜日)の外来診療となり,平成26年度は患者数(2950人),診療機能ともに一時的に低下した。
さらに,隣接する鹿嶋市の小山記念病院耳鼻咽喉科の常勤医師2人(帝京大学より派遣)が平成26年9月から不在となったため,鹿行地域全体としての耳鼻咽喉科診療機能はさらに低下した。
平成27年度は,平成26年11月からは新居医師が産前産後休暇より復帰し,週を通しての外来が再び可能となったことより,患者数は3833人と平成25年度とほぼ同様になった。平成28年度の患者数は25年度と同様に3988人であった。
一方,鹿嶋市の小山記念病院耳鼻咽喉科外来は帝京大学からの常勤医派遣終了後も同大学からの非常勤医による外来診療のみ開設していたが,平成28年3月で終了することになった。これにより,それまで同病院で診療を受けていた患者からの診療依頼の問い合わせが多くなり,対応に苦慮することが多くなった。
<平成29年度以降>
新居医師と本講座の教員により安定した診療を行うことで医療の質および患者数も平成29年度は3901人と安定して推移した。特に医療の質に関しては,2人の医師の間で十分な意思疎通が保たれており,お互いに疑問を持った症例を提示して討論することでより質の高い診療を行えるようになった。
乳幼児難聴専門外来
講座開設初年度の2009年9月に乳幼児難聴専門外来を新設し,乳幼児健診時の難聴疑いや言語発達遅滞疑い患者に対し,それまで鹿行地域で施行されていなかった聴性脳幹反応検査(ABR,保険診療点数670点)を実施している。
当初,紹介元の多くは乳児健康診断後の神栖市や千葉県北東部を含めた周辺医療機関であったが,最近は当外来の存在を知った両親の自主的な行動や,院内の小児科からの依頼による検査依頼が多くなってきている。
また新生児聴覚スクリーニング検査で要再検時の精査は,茨城県では日本耳鼻咽喉科学会推薦の県内4精密聴力検査機関で行うことになっていることを家族に説明した上で,どの施設にも通院が難しく神栖市内での検査を希望した場合に限り,例外として当外来で検査を施行している。
平成28年度に当外来を初診した乳幼児難聴疑いの患者数は19人で,うち新生児聴覚スクリーニング後の要精査児は16人,言語発達遅滞疑いが2人,小児科より精査依頼が1人であった。
平成29年度は6人が難聴疑いで受診し,4人に対してABRを施行した。
今後も乳幼児の健全な言語発達のため,神栖市健康増進課で行われている乳幼児健診との緊密な連携が望まれる。
地域医療教育
医学部5年生に対する実習
実施期間:2017年10月10日~2018年5月31日
実施人数:神栖市での地域クリニカル・クラークシップとして約90人が実習
実施概要:医学生約4人単位で,1週間の泊まり込み型での実習

野口優子さん(中央)
実習スケジュール(一例)

*タクシーによる市内巡回見学(2015年度より新設)
神栖市到着後まず市の全体像を把握するため,実習第1日目の午後にタクシーを使い,同乗される神栖市健康増進課職員の方からの解説を聞きながら,鹿島臨海工業地帯,港公園,ピーマン栽培ハウス,波崎海水浴場,波崎漁港,特産物特売所など,市民の日常生活に密着した場所を巡り,この地域の特色や住民の生活環境を知り,健康問題の背景を考察した。



ピーマンのハウス栽培を見学

息栖神社にて

海水浴場にて

< 市内巡回見学の感想の一部 >
- この地域の歴史を聞いて,砂山しかなかった土地にこんなに大きな工業地帯が出来上がったことを知り,びっくりした。
- ピーマンの集荷作業を行ったことで農家の人たちの苦労を理解し,さらに感謝できるようになった。
- 収益の高い商業店舗が多くまた企業経営者も多く住み住民の収入が多い半面,貧富の差も大きいような印象を受けた。
- 何の関わりもない自分たちに多くの人々が優しく接してくださったのが驚きだった。
- タクシーの運転手さんと話すこともこの地域を理解するのに役立った。
- 高齢者が多いかと思っていたが意外と若い人が多く,一般的な医師不足地域とは異なる印象を受けた。
- 神栖市内の住所の位置関係がわかり,その後の実習期間中で患者さんとの話題を早く掴めるようになったし,雑談もできるようになった。
- 温暖な気候であり住みやすく活気のある素敵な街だと感じ,印象がずいぶん変わり関心を持つようになった。どの地域でも好きになることで医療に関われると思うが,茨城の医療を支えるのは自分たちだと思えるようになった。
- 間近で見ることでその地域の問題点が見えてくるし,そうすることで適切な医療を提供できるのではと思った。
- 地方に求められる医師はその地方特有の健康問題にも留意すべきと考えた。
- 機会があれば将来神栖で働きたいと思うようになった。
- 滞在や巡回をすることで,つくば市や実家よりも神栖市に詳しくなれたし,神栖に住んだ時のイメージがわいた。
- 医療過疎地域の住民の思いを知ることができた。
- 地域医療を知るには,地域の人を知ることだというのが実感でした。
- 地域の医療情勢や求められている医療も知ることができた。
- 医師不足地域の生の声が聴けた。
- 病気を減らそうと努力する前にその地域を知ることの重要性を知った。
*外来実習
病院外来・診療所で,医学生自身で問診をとり,診察,評価,方針,カルテ記載までを行った。その後,医師の診療に同席し,ディスカッションを通して,よくある病気の診療に必要な知識・技術を学んだ。
*産業保健実習(2013年度より開設)
産業医,産業保健師,産業看護師に同行して,産業保健の現場経験を通して企業社員のヘルスプロモーションに関する理解を深めた。
実習協力医療機関:新日鐵住金株式会社 鹿島製鐵所

<産業保健実習の感想>
- 職場を巡回し労働環境を肌で感じることの重要さを知ることができた。
- 健康診断のイメージだったが,現場の点検,栄養・禁煙指導,カウンセリング,運動プログラムなど,仕事内容が多岐にわたっていることがよくわかった。
- 職員に対する健康教室を見てみたかった。
- スポーツ施設はあるのに利用されていないことは,ヘルスリテラシーの低さを象徴するものだった。
- 見学・診療・講義と,とてもバランスのいい実習だった。
- 産業医に興味を持っている自分としては将来像を把握できてよかった。
- いかに中立的な立場で仕事をしているかに触れることができて,非常に勉強になった。
- 産業医としての仕事の楽しさを感じた。
- 危険な環境下で仕事をしており,その環境を安全に整え,労働者を教育していく仕事だということがよくわかった。
- 3500人もの従業員の健康や暮らしをより良くするための方策を自由に考えており,医師の関わり方の一例を実際に見ることができて,視野が広がった。
- 他の業種の産業医も見てみたくなった。
- 熱中症予防の服の研究をしていることが興味深かった。
- 工場に特徴的な疾病構造が理解できた。
- 工場内部を見学したことで,健康管理上どんな問題が生じるかを理解しやすかった。
- 将来の選択肢として産業医も考えるようになった。
*神栖市内診療所実習(2010年度より新設)
実習に協力して下さる神栖市内の診療所を訪れ,神栖市民にさらに身近な医療を学んだ。
透析,漢方,往診,グループホームでの健康相談,小児予防接種,糖尿病教室など,それぞれの診療所には特徴があり,地域の人々や院長先生,スタッフの方たちと交流しながら,これらを神栖市内の診療所が行う意義を考える機会とした。
< 実習協力医療機関(50音順)>

向山 由美先生(右)
向山 和彦先生(右2人目)
スタッフの方(左)

黄 恬瑩先生

鯉江 芳行先生
スタッフの方たち

城之内 宏至先生

二瓶 実先生
< 診療所実習の感想 >
- 透析について詳しく教えてくださった。
- 開業することの意義を見いだせて,将来の選択の一つとなった。
- 住民に対する熱血指導がとても印象的だった。
- 市民から信頼されていることを実感し,将来こうなりたいと思った。
- 血圧のしっかりとした評価方法を学ばせていただいた。
- 地域全体を診ているという実感がした。
- 診療の仕方を見て,大学での方法のみが正しいわけでなく,患者さんのことや能率を考えて診療していることがわかり,視野がとても広がった。
- 患者さんに押し付けるのではなく,わかりやすく説得しながら指導しているのは素晴らしいと思った。
- 医師も含めて,スタッフの役割を効率よく配置していたのが印象に残った。
- 病院の医師とは異なった医療が求められていることが分かった。
- 「人々が笑顔になってくれるといい」と言っていた医師の言葉が印象的だった。
- 医師としての人生を語ってくださって,大変印象深かった。
- 「これぞ地域医療」という仕事を目の当たりにした。
- ホルモンバランスの調節,骨粗しょう症など生活習慣の指導を積極的にしていた。
- 専門性を持ちつつもプライマリケアまで行い,可能な限り地域で完結することを目指していることを聞き,感動した。
- その地域の一住民として患者と関わり,人を診ることを実践されていた。
- 留置所や幼稚園の健診,地域の福祉など様々なことに関わっていらっしゃることを見学できてとても勉強になった。
- 技術だけでなく,人としての尊敬があって地域を支えることができると感じた。
*訪問看護実習
訪問看護師に同行して,在宅での看護業務に関する実習を行い,在宅でのケアに必要な知識・技術,配慮点などについて学んだ。
*訪問リハビリ実習
訪問理学療法士に同行して,リハビリの業務に関する実習を行い,在宅での自立促進や廃用症候群予防に必要なリハビリテーションの知識を学んだ。
*フィールドワーク(地域診断)実習(2013年度より新設)
この地域の医療問題に対して,何らかの提言をすることを目標にフィールドワークの視点を持って取り組む実習。実習期間に触れ合った医療スタッフや住民との交流,そして,この地域の町並みや風土について感じたことを通して,この地域で生活することの強みと弱みを考察した。そして,最終日の振り返りの際にグループ発表を行った。
*ヘルスプロモーション
地域の現場で,通院患者,小・中学生や住民,企業の社員を対象にした健康教室に協力して行った。一般の方の心へ届くような配慮点や地域住民と交流することで,医療に対する期待を肌で感じる機会を持った。
*住民体験実習(2010年度より開設)
地域の農家や商店などで1日仕事を手伝いながら,地元の人と交流した。その中で土地と人を知り,この地域や仕事ならではの健康ニーズをつかむことを目的とした。また,他業種の職場体験は,様々な人々とふれあう医師として,人を理解するための想像力の源とした。
※実習協力事業者:和菓子製造・販売・・・鹿島製菓株式会社(幸鹿堂,しゅくる・ふるーる) 丸や(大型青果店)

海老原 孝治様
(中央)
< 感想の一部 >
- 医師としての心構えや,親しみやすい医師になるためのアドバイスもいただけて大変勉強になった。
- どんな職についても謙虚さを忘れずに,という言葉が心に残った。
- 様々な価値観に触れ,今後の人生をどうしたらいいか考えさせられた。
- 人生論,子育て論など,社長さんの熱意に圧倒された。
- 患者さんにはそれぞれ社会的背景があることを感じながら診療をすることが大切だと実感した。
- 住民の方々と直接話す機会となり,健康問題を知ることができた。
- その地域で暮らす人々の様子がとてもよく分かった。
- 医療をよくするために,多職種の方々が関わり協力することが大切だと思った。
- 医療を巡る実体験の話から神栖の医療資源の乏しさを感じた。
*調剤薬局実習(2014年度より開設)
神栖済生会病院の周囲に位置する3調剤薬局で様々な業務を体験し,地域における調剤薬局の役割,的確な処方箋の書き方,医師と地域薬局との緊密な連携の重要性などを学んだ。
< 2016年度 実習協力機関(50音順)>

飯島さやか様

鈴木 貴之様

飯塚 弘様
スタッフの皆様
< 感想の一部 >
- 年金生活者にとって先発品は高価であることを知った。
- スポーツドリンクなどで内服すると問題がある薬剤などを知ることができた。
- 様々な薬物の味を確かめることができ,特に小児に対する服薬指導がいかに大切なのかを知った。
- 疑義照会されるのを見て,自分が処方箋を書く際には的確に行わなければならないと思った。
- 窓口で患者さんと対話をするのが重要な業務だと初めて知った。
- 薬剤師の先生の大変さがとてもよくわかった。
- 薬局で処方箋を1つ1つチェックしていることで,安心して薬が処方されている実態を見ることができた。
- ヒヤリハットに対する意識の高さを感じた。
- 医師側も勉強して薬剤師の先生の負担を減らす努力をすべきと考えた。
- 薬剤師の先生は患者さんから話しやすい存在だと知った。
*乳幼児健診
神栖市保健センターで,乳児の測定の介助を行いながら実習した。この実習を通して,乳児の正常発達や年齢相応の身長や体重に関する知識を学んだ。
*泊まり込み実習
1週間泊まり込み,地域住民の方と交流する機会を持つことで,医療への期待や不安を肌で感じ,また,周辺を実際に散策しながら医療面だけでなく生活環境にも親しみ,地域への理解を深めた。
*最終日の振り返り
毎週金曜夕方,大学でその週の学生全員が集まり,教員と共にこの週に学んだことを踏まえ,神栖も含めた地域医療の問題点や今後自らの果たすべき役割について,考えを共有し,深めた。
< 実習全体の感想の一部 >
- 滞在実習について
・ 地域医療を経験したことで、将来の自分の医師像や生活を想像できた。
・ 地域があって,そこに住み人がいて,そこに医療があるというのを実感した実習だった。
・ 病院付属の宿泊施設ではなく,地元の旅館に泊まったことが地域に住んでいる感じで新鮮であった。
・ 地域を含めたマクロな視点を持つことができた。
・ 地域の特性の知り方を学んだので,どの地域に行っても役立つと思った。
・ 車で来る人が多いため,内視鏡も麻酔を使わないなど,医療も地域の特徴に応じて変化することを実感した。
・ 今後の医療を担う医学生が医療過疎地域について真剣に考えることはとても有意義だと思った。
・ 医師不足を改善していくための手段として、滞在型実習は、受けた時分から見ても、効果的な実習と思うので、ぜひ続けてほしい。
・ 生涯記憶に残るような貴重な実習ができた。1週間は短く,2週間やりたかった。
・ 研修先を考えるうえで,とてもいい実習と思う。
・ 何のために医師になるのかを考えさせられる,とてもいい実習だった。
・ この地域の食事の味付けが濃いという,宿泊しなければわからないことを知ることができた。
・ 診察の時に患者さんの生活環境まで心がけるようになった。
・ 宿泊することで他の人たちとの交流があって,深く神栖市を知ることができた。宿泊先で様々な人と交流できるのはとてもいいと思う。その土地の人と関わり,文化的
・社会的背景を知り,考え方を知り,地域の特徴や住民の考え方を知ることが医療を提供する上で重要だと知った。
・ 地域のことを広く学びそれを医療の問題へフィードバックするということの重要さがわかり,とても新鮮な実習だった。
・ 地域で働く医師が地域の人にどのようにとらえられているかを感じることができ,将来地域でやっていくために何をしたらいいかが見えた。
・ 病院内の診療だけでは見えない問題が浮き彫りになった。
・ 地域によって求める医療が違うことを知った。
・ 地域の特色が健康に顕著に反映されることがよくわかった。
・ 地元の人々の生活習慣を見ることで,潜在的な医療問題を考えることができた。
・ 医療を提供する上で地域の特徴を把握することや住民の声を聴くことの重要さを知った。
・ 滞在により移動時間をなくし,同級生と交流を深めながら実習ができるのはとてもありがたかった - 神栖市について
・ 医師不足地域のイメージを覆す、発展した街だと知って驚いた。
・ 神栖市がこんなにも楽しく素敵な街だとは知らなかったが,神栖市の持つ温かさや魅力を感じ,将来働いてみたい地域になった。
・ 工場の排ガスによる健康被害について気になった。
・ 公園があってもつくばのようにジョギングをしている人もいず,喫煙率が高く,飲食店も含め食事の味が濃く,パチンコ店が多くて,総じてヘルスリテラシーが低く,生活習慣病などの健康問題の根を感じた。
・ 住民の皆さんのエネルギーを感じた。
・ 地域全体はうまく回っているのに,医療だけがかい離しており,市の発展が医療だけ取り残されていると感じた。
・ 市内でも地域間格差を感じた。
・ 住民の方たちがみな住みやすい街だと言っていたのが印象的だった。
・ 工場勤務で不規則な生活をする人が多いと思った。
・ 予算の豊富な都市ではあるが,やはり貧困な人もいることを滞在してわかった。
・ 住みよい街なのに,どうして医療不足になるかがわからなかった。
・ 特産物であるピーマンのビニルハウス内の暑さに驚き,作業環境の悪さを実感した。 - 巡回視察について
・ 初日の市内巡回が様々な産業や歴史のことを聞けて最も役に立ったし,住民の方の神栖への愛を感じ,また自分も神栖に親しみと愛着を持った。
・ 最初に行ったこの地域視診がその後の実習にとても役立った。
・ 神栖に愛着がわいた。
・ 1週間の実習を行う上で,貴重な情報を得ることができた。 - 医師不足について
・ 筑波大学の医学生として,茨城県の現状,地域の住民の生活,医療の役割を知ることができた。
・ 高税収,多い若年層,盛んな産業,住環境の良さがあるのに,なぜ医師不足になるのか最後まで理解できなかった。
・ 医師不足地域と言っても,地域によって抱えている問題が違っていて,求められるものが違うことがよくわかった。
・ 医師不足地域の具体的な悩みや対策を想像しやすくなり,将来の医師像を考えさせられた。
・ 鹿行地域の出身者として,この地域の医療に貢献したいという気持ちが強くなった
< 学生から神栖市への提言の一部 >
- 人々の健康に関して
・ 市主催のマラソン大会を開催してはどうか。
・ 子供たちへの健康を含めた教育の徹底のため,禁煙教室だけでなく,食育,減塩などの健康教室も行い,子供からしっかりとしたヘルスリテラシーを確立し,それを親へ広げていくといいと思う。
・ 健診の受診率が低いので,市全体としての健診週間を作ったらいいのではないか。
・ 飲食店での料理の味が濃く,市全体として減塩の指導,特に企業向けの禁煙,減塩指導などを徹底し,神栖市民の生活習慣の特徴をふまえた医療介入が必要ではないか。
・ 健康に対する認識が低く,学校や職場への総合的な働きかけが必要ではないか。
・ 医療機関が少ないので,混雑している病院に軽症患者が行かないようにするという医療機関への的確なかかり方,病気にかからないように健康を維持するという市の方策や方針を,もっと市民にしっかりとアナウンスし,市民のヘルスリテラシーを高める必要があると思う。
・ 少なくとも分煙は増やすべきだと思う。オリンピックに合わせてしっかりと禁煙にすべきだ。
・ パンフレットは医療機関だけでなく,ホテル,飲食店など様々なところで自由に配布し,健康に関する情報を発信する。
・ 神栖市は南北に長いので,全ての地域にいろいろな施設をばらばらにつくるのでなく,コンパクトシティーを目指したほうがいいと思う。
・ 自転車が走りやすい道にして,車を多用せずに,自転車を使って健康増進を図るのがいいのではないか。
・ 新日鉄住金のような,健康イベントを神栖市全体でも充実させていくのがいいのではないか。 - まちづくりについて
・ 定住の促進のために,大規模店舗の出店が欠かせないと思う。ショッピングモール,ラウンド1があるといい。
・ これからは産業を振興するだけでなく,労働者が休日にストレスを発散できる場を提供する方向に進んでいった方がいいと思う。
・ 自然が豊かで住みやすい街だと思うので,もっと積極的にその良さをアピールすれば人は集まると思う。
・ 第一次二次産業が強い,むしろ二次産業が強すぎて,3次産業に頑張る必要がなくなっているのが問題。サービスや広報にもっと力を入れるといいと思う。
・ 地域のスペックのいい割には近隣の市と比較しても観光面での見劣りは否めず,知名度がなさすぎる。この知名度の低さが医療資源不足の低下だと思う。SNS,インスタグラムを多用し,工業一帯の夜景スポット,風力発電,千人画廊など観光アピールに力を入れて知名度をもっと高め,住みよいところであることを医療者に知ってもらえば,自然と医師も集まってくると思う。
・ サイクリングロードがあるので,それを利用してイベントの開催やレンタサイクルの推進をする。
・ 充実した,安価なお年寄りのための施設を作り、他地域からお年寄りを受け入れる。
・ 大手予備校を誘致し,進学率の向上を図る。
・ つくばに神栖産のピーマンがあまり見かけないが,もっと消費地にアピールして販路を拡大することはできないか。
・ 港や工場の立地に依存しない地域の経済活動を今後のために考えるべきと思う。
・ 夏は海水浴などで観光客が来るので,冬に観光客をひきつける何かがあれば通年で魅力を発信できていいと思う。 - 医療体制について
・ すべての人がすべての科の不足に困っているわけでないので,むやみに医師を増やすのではなく,分布,科のバランス,病院の規模まで含めた計画が必要と思う。
・ 開業医を増やすための土地や資金の援助をする。
・ 現在進行しているように,医療機関の統合・集約化をもっと目指す。
・ 多職種間ネットワークをもっとしっかり取って,連携して医療をよくしようとすることが大切ではないか。
・ 医師不足地域というと,高齢者が多く財政が乏しいのが通常だが,そのどちらも神栖市は当てはまらないということは,医師が定住しない大きな原因が必ずあるのだと思う。
・ 看護師の方も不足しているので,市内で勤務した時の助成金を市から行えば,よりよい医療を提供できると思う。
・ 魅力的な研修医教育システムを作る。
・ 非常勤でも外勤医師を増やし,レクチャーもしていけば医療水準を高めることになると思う。
・ 市全体の動向に対して,医療提供が追い付いていないのだと思った。
・ 神栖には大企業が多数あるのだから,それらと連携して三次救急の出来る病院を作る。
・ まずは,住みやすい街だということを,神栖市外の医師に知ってもらいといいと思う。
・ クリニックではドクターにしかできないことに集中させるために医師を支援する人員を増やしているのを見習って,済生会病院も同様にするといいと思う。
・ 単なる風邪で病院にかからず,診療所を利用するようにすれば病院が行うべきことに集中できると思う。
医学部進学希望者のための高校生医学セミナー
茨城県 高校生のための医学セミナー(医師の学校訪問)

ヘルスプロモーション(健康教育・講演)
小・中学校対象 喫煙予防教室

住民対象 健康教室

アンケート結果(41名(91%)が回答)

<その理由を具体的に教えてください>
- 自分の健診結果で気をつけたい所にも話があり、よかった。
- 医師、医学生の説明が解りやすく、納得して理解できた。
- ふだんの生活に取り入れやすい方法が多かった。
- 血管がいかに大事かと改めて知った。
- 健診結果だけだと分からなかった理由が理解できた。

<その理由を具体的に教えてください>
【運動】
- やはり歩くことが大事だと再確認しました.
- 大腿四頭筋トレーニングのやり方,お家で実践します.
【食事】
- お皿の食事がすべてなくなるまで、食事を摂るのではなく,事前に調整すること.
- たんぱく質をきちんととること.
<ご意見・ご感想をご自由にお聞かせください>
- 医師だけなく,医学生からの説明、非常によかったと思います.
- なんとなく出席したが、出席してよかった。これからも参加したい.
- 個別質問ができてよかった.1時間でも足りない.もう少し時間がほしかった.
※ これらアンケート集計は,神栖市役所 健康増進課 松永陽子氏にご協力頂きました。この場をお借りして,お礼申し上げます。
多職種教育 全国の医療職や医療系学生対象

論文・著作等



平成21~29年度 活動実績
低学年医学生の早期体験実習履修学生数(神栖済生会病院)

短期滞在型地域医療実習履修学生(5年次)のべ人数

神栖市小・中学校対象 喫煙予防教室、受講生徒数および学校数

医学部進学希望中高校生医学セミナー受講学校数

茨城県医師修学資金貸与制度等に関わる受験生・保護者向け説明会

学会発表
- 堤円香, 中村明澄, 阪本直人, 皆川頼一, 前野哲博:
自治体と大学のタイアップによる地域健康教育の試み.
日本プライマリ・ケア学会学術大会 2009. - 中村明澄, 堤円香, 高屋敷明由美, 前野哲博, 阪本直人, 河村由吏可, 栗原宏, 原晃, 大塚藤男:
筑波大学地域ヘルスプロモーションプログラムの試み.
日本医学教育学会学術大会 2009. - 堤円香, 中村明澄, 阪本直人, 前野貴美, 前野哲博:
中学生への喫煙予防教育が保護者に与える影響について.
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2010. - 阪本直人、大久保英樹、前野哲博:
医学生から見た、将来地域医療を行う際に必要な勤務環境とは.
第42 回日本医学教育学会大会(東京)2010. - 皆吉智之、阪本直人、前野哲博:
企業での喫煙者を対象にした行動変容のステージの分布とタバコの害に対する認識調査.
第5回 日本禁煙科学会学術総会 2010. - 高屋敷明由美、前野哲博、小林志津子、前野貴美、阿部倫子、阪本直人、横谷省治、大久保英樹:
地域枠医学生の将来の進路希望の実態~非地域枠学生との比較.
第2回プライマリ・ケア連合学会学術集会 2011. - 横谷省治、阪本直人、大久保英樹、前野哲博:
医学生の地域医療実習と融合させた小中学校での喫煙防止教室の実施.
第2 回プライマリ・ケア連合学会学術集会 2011. - 林幹雄, 横谷省治, 長谷川依子, 前野貴美, 栗原宏, 高屋敷明由美, 阪本直人, 石丸直人, 山本由布, 前野哲博:
東日本大震災・原子力発電所事故に伴う避難所における医療相談室の開設.
茨城県救急医学会 2011. - 横谷省治, 長谷川依子, 前野貴美, 栗原宏, 林幹雄, 高屋敷明由美, 阪本直人, 石丸直人, 山本由布, 前野哲博:
東日本大震災・原子力発電所事故に伴う避難所における医療相談室の開設.
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2011. - 前野哲博、高屋敷明由美、小林志津子、前野貴美、阿部倫子、阪本直人、横谷省治、大久保英樹:
地域枠医学生の入学動機と将来の進路選択に関する全国調査.
第43 回日本医学教育学会大会 2011. - 阪本直人、大久保英樹、横谷省治、前野哲博:
医学生から見た将来医師不足地域で勤務する際に求められる環境.
第43 回日本医学教育学会大会 2011. - 横谷省治, 阪本直人, 大久保英樹, 前野哲博:
医学生の地域医療実習と融合させた小中学校での喫煙防止教室の実施.
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2011. - 阪本直人、横谷省治、前野哲博、皆吉智之:
つくば市の小学校における食育教室の実践.
筑波大学 平成23年度社会貢献プロジェクト学内発表 2012. - 五十野博基, 横谷省治, 小曽根早知子, 栗原宏, 河村由吏可, 釋文雄, 阪本直人, 高屋敷明由美, 前野貴美, 前野哲博:
外来診療実習における病歴聴取シートの有用性.
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2012. - 梶川奈月, 阪本直人, 堤円香, 前野貴美, 横谷省治, 前野哲博:
かぜにおける受診に対する態度と知識との関連.
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2013. - 梶川奈月, 阪本直人, 堤円香, 前野貴美, 横谷省治, 前野哲博:
地域住民のCommon Diseaseに関する理解の現状調査.
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2013. - 阪本直人, 梶川奈月, 堤円香, 前野貴美, 横谷省治, 前野哲博:
地域住民が健康に疑問を持った際に相談する相手,および情報源の重視傾向に関する現状調査.
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 2013. - 堤 円香,高屋敷明由美,阪本直人,前野哲博:
職場における禁煙推進へのファミリーデーの活用の試み. - 日本プライマリ・ケア連合学会 2015;38:1-3.
細井崇弘, 阪本直人, 阪本直人, 横谷省治:
1人で始める!地域中核病院からの訪問診療部門確立へのプロセス.
日本プライマリ・ケア連合学会学術大会抄録集 2017;334.
【研究費獲得】
『住民のヘルスリテラシーに関する評価表の開発と実証研究』
-地域医療崩壊を防ぐために-
研究代表者:阪本直人
研究分担者:前野哲博、前野貴美、横谷省治
文部科研 挑戦的萌芽研究(研究課題番号:22659129)
研究期間 (年度) 2010 – 2012
論文
- 横谷省治、堤円香、高屋敷明由美、中村明澄、阪本直人、前野貴美、前野哲博:中学生の喫煙に対する認識に及ぼす父母の喫煙の影響.
日本プライマリ・ケア連合学会誌 2012; 35(1): 23-26. - 堤 円香, 中村 明澄, 前野 貴美, 高屋敷 明由美, 阪本 直人, 横谷 省治, 前野 哲博.
小中学生への喫煙予防教育と父母の行動変容との関連─ 子供の言葉は親を変えるか.
日本プライマリ・ケア連合学会誌 2013; 36(4): 291-296. - Yoshimoto H, Takayashiki A, Goto R, Saito G, Kawaida K, Hieda R, Kataoka Y, Aramaki M, Sakamoto N, Maeno T, Kobayashi Y, Takemura YC.
Association between Excessive Alcohol Use and Alcohol-Related Injuries in College Students: A Multi-Center Cross-Sectional Study in Japan. Tohoku J Exp Med. 2017; 242(2): 157-163. doi: 10.1620/tjem.242.157. - Tsutsumi M, Shaku F, Ozone S, Sakamoto N, Maeno T.
Reasons for the preference of clinic visits to self‐medication by common cold patients in Japan.
Journal of General and Family Medicine 2017; 18(6): 336-340. doi:10.1002/jgf2.81. - Ozone S, Sato M, Takayashiki A, Sakamoto N, Yoshimoto H, Maeno T. Adherence to blood pressure measurement guidelines in long-term care facilities: A cross sectional study.
J Gen Fam Med. 2018; 30;19(3): 97-101. doi:10.1002/jgf2.162. eCollection 2018 May. - Yokoya S, Maeno T, Sakamoto N, Goto R, Maeno T.
A Brief Survey of Public Knowledge and Stigma Towards Depression.
Journal of Clinical Medicine Research 2018 ;10(3): 202-209. doi:10.14740/jocmr3282w. - 前野哲博:
魅力ある大学-地域医師循環システムの構築-地域で活躍する医師は地域で育てる-.
鹿児島大学医学部医師会報 2010; 30: 32-35. - 大久保英樹 阪本直人 横谷省治 前野哲博.
医師不足地域での短期滞在型地域医療実習:筑波大学の取り組み.
医学教育 2017;48: 147-150. - 阪本 直人.
科学的根拠に基づいた健康情報の普及に関するガイドライン推進のためのアドボカシー.
日本健康教育学会誌 2017; 25(2): 128-131. - 阪本直人, 釋文雄, 堤円香, 春田淳志, 後藤亮平, 前野哲博.
かぜに対する認識と受診信念に関連する要因の探索~健診受診者を対象にしたアンケート調査より~.
日本プライマリ・ケア連合学会誌(アクセプト:2017.09.24)
著作
- 横谷省治:
家庭医のためのワクチン・プラクティス【生涯にわたるワクチン・プラクティス】思春期.
JIM 22(9),2012,652-656. - 阪本直人, 横谷省治:
5 ヘルスプロモーションと疾病予防(阪本), Ⅱ-A-2 生物心理社会モデル(横谷).日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック(初版).日本プライマリ・ケア連合学会 編.
南山堂, 2012. - 阪本直人:
特集 地域で学び,地域に学ぶ 地域医療のノウハウ 5. 患者ケアを通してプライマリ・ケアの専門性を学ぶ 予防・ヘルスメンテナンス・患者教育.
レジデント.医学出版, 2015; (3): 36-45. - 阪本直人, 前野哲博:
アトピー性皮膚炎,熱傷,皮膚炎等.プライマリ・ケア ポケットレファランス.
メディカルサイエンスインターナショナル, 2015; 3-5~3-10.
(翻訳:阪本直人, 日本語監修:前野哲博) - 阪本直人:
青年期11「ヘルスメンテナンス」,壮年期11「ヘルスメンテナンス」.総合診療専門医のカルテ-プロブレムリストに基づく診療の実際 ~総合診療専門医シリーズ~.
中山書店, 2015; 78-79,108-109. - 阪本直人, 永藤瑞穂:
3章 一般的な疾患へのケア 糖尿病.コモンディジーズ診療指針 スーパー総合医シリーズ.
中山書店, 2016. - 阪本直人:
高価値なケア High‐Value Careをもっとやってみよう 8.ヘルスリテラシー向上のための患者教育.日本の高価値医療 High Value Care in Japan.
ジェネラリスト教育コンソーシアム9th, 2016; 117-125. - 阪本直人:
第9章「医療機関におけるヘルスリテラシーに着目した取り組み」. ヘルスリテラシー 〜健康教育の新しいキーワード〜.
大修館書店, 2016; 141-152. - 阪本直人:
患者にきちんと届く!届ける!予防医療プラクティス ヘルスリテラシーと患者さんの行動変容.Gノート.
羊土社, 2017; 4(3) 582-595. - 阪本直人, 横谷省治:
5 ヘルスプロモーションと疾病予防(阪本), Ⅱ-A-2 生物心理社会モデル(横谷).日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック 改訂2版.日本プライマリ・ケア連合学会 編.
南山堂, 2017.
【住民対象ヘルスプロモーションプログラム開発】
<減塩カード開発・製作>
- 阪本直人, 堤円香, 皆吉智之:
『オリジナル減塩カード』(全6編)〜みそ汁編, めん類編, 塩蔵類編, 漬け物編, 調味料編その1, 漬け物編その2~.
地域医療教育学, 2012年7月
<ストレッチ&エクササイズ冊子・ポスター開発・製作>
- 阪本直人, 皆吉智之:
気軽に!ストレッチ&マーシャル・アーツエクササイズ ~ウエスト引き締め効果バッチリ編~.
地域医療教育学, 2014年2月
報道・取材
- 2010年2 月2 日 午後6:10 ~午後7:00
NHK デジタル総合テレビ「ニュースワイド茨城」
テーマ:「医師不足解消へ 医学生派遣」
取材場所:神栖済生会病院、柳川小学校、筑波大学、のぐち旅館など - 2010年2 月8 日 午後6:10 ~午後6:52
NHK 総合テレビ「首都圏ネットワーク」
テーマ:「医師不足解消へ 医学生派遣」
取材場所:神栖済生会病院、柳川小学校、筑波大学、のぐち旅館など - 2010年8月5日
茨城新聞 1面
テーマ:地域医療研修の場 10月設置、養成へ
医師確保図る神栖市 筑波大病院が指導医
神栖市で医学生の地域医療教育を行う「神栖地域医療研修ステーション事業」について - 2010年10月1日
読売新聞(茨城版朝刊31 面)
テーマ:医師確保新事業「神栖を知って」
医学生滞在し現場体験 筑波大病院から指導医
神栖市で医学生の地域医療教育を行う「神栖地域
医療研修ステーション事業」の開始について - 2010年8月5日(1 面)
茨城新聞
テーマ:地域医療研修の場 10 月設置、養成へ
医師確保図る神栖市 筑波大病院が指導医
神栖市で医学生の地域医療教育を行う「神栖地域医療研修ステーション事業」が報道 - 2011年3月3日
茨城新聞記者取材
テーマ:神栖に泊まり込みで行っている医学生の地域医療実習について。 - 2012年11月11日(日) 午後5時10分
(筑波大学会館より生放送,夜10時再放送)
NHK BS1『地球アゴラ with You「地域のいのち どう守る@筑波大学Part 1」
司会:中野裕太(俳優),須藤奈知子(NHKアナウンサー),
ゲスト:古田敦也(野球解説者)
地域医療教育学,筑波大学 総合診療グループが協力し,
高須莉子,小野田翼(地域枠医学生4年),他本学医学生7名が出演。 - 取材
流石 学(さすが まなぶ)氏(活性化本舗合同会社 代表 )
“医療”が“地域の活性化”に貢献 筑波大学と茨城県神栖市の事例
『医学生に地域医療の現場を体験させることが大切』地域住民の医療に対する理解が進めば医療従事者の負担が軽減される
(医業情報ダイジェスト 2015.7.1 No.133
編集:(有)医療経営情報社に掲載) - 座談会
阪本 直人,座光寺 正裕1),長谷田 真帆2)
1)南牧村・野辺山へき地診療所 所長(佐久総合病院から出向)
2)東京大学大学院 医学系研究科 社会医学専攻 博士課程
特集 保健の視点 人々の健康な生活を支える
『誰もが自分の健康を主体的に獲得できる世の中へ』
医学生のための無料情報誌『ドクタラーゼ』第19号,14-17,日本医師会.