神栖市における医療システムの強化実績

救急体制の強化

救急体制の強化

2013年度以降に生じた鹿島労災病院を中心とした近隣病院の常勤医師の大幅減少。そして、鹿島労災病院の廃院(2018年度末)、さらには土浦協同病院なめかた地域医療センターの診療体制の大幅な縮小(病床数を199床から49床に縮小、診療時間外の救急患者受け入れの休止)と、鹿行地区の医療状況は深刻化の一途をたどってきました。

これに対応すべく、筑波大学総合診療科の常勤医は2011年度から本格的に入院患者、救急患者を積極的に多く受け入れました。2021年度には、救急科医師が着任したことで、日中の救急患者の初期対応を担う体制が整い、救急患者の受け入れ数の向上とともに、初期対応から入院までがよりスムーズに行えるようになりました。夜間については、引き続き総合診療科が全科当直を行い、救急車および救急患者の診療に対応。2022年度は2,365台の救急車を受け入れ、診療報酬上の地域医療体制確保加算における施設基準の達成に貢献。2023年度も引き続き、日中も救急隊からの収容要請や緊急入院に対応し、当院で対応できる2次医療の範囲で完結できる患者を受け入れています。特に総合診療科では、当院に常勤専門医のいない呼吸器系疾患、代謝系疾患、あるいは合併症を多く併発している高齢者の複雑事例などの入院患者を受け持ってきました。病院全体として年間2,000台以上の救急車応需を行っており、鹿行地域の救急病院としての機能維持に貢献しています。